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「ぅえー、ぅえーっ」











泣いてるバカがいる。
バカだ。こんなトコロで泣いても誰も声をかけやしない。













「母上ー!!父上ー!!」













うるさいうるさいうるさい。

お前は置いてきぼりにされたんだ。
忘れられたんだ。









「……」












嫌な勘がした。振り返る。




小さな身体に質の良さそうな布地の上着。
良い家元の子供であることはすぐにわかる。
そして一際目を引いたのは金色の髪……

涙で溢れ返っている黄金色の大きな瞳。









「……あいつ…は……」
知っている。




知らないが知っている。本能的にそう思う。




そして何より…
















オレと同じ顔をしていた……









































『繋片』
































「ボク?どうしたんだい?」

「母上…どこなのだ?」
「あぁ、お母さんならならさっき見かけたよ。
こっちにおいでお母さんの所に連れて行ってあげよう」
「本当か!?」
「あぁ。本当だとも」



嘘だ。

目的は誘拐か。身代金か。それとも追い剥ぎか。 客をとらせて即金目当てか。
こんなさびれた世の果ての町だ。 いくらでも理由は思い付く。

「すぐに連れていってあげるよ」



……人買いか……運が無いな……

アレは厄介だ。無条件の重労働。死ぬまで意味もなくこき使われる。
あの育ちの良さそうな子供に耐えられる訳が無い。

一週間もすれば廃人だろう。



















『お前は運がないな』




















うるさい





























『捨てられたんだ』























うるさい










『用無しなんだ』






















うるさい!!!!!!













































マントを頭に巻き、顔を隠し、ふたりの前に立つ。



「なんだい?君は…」



ぴっと子供に指を向ける。
「渡せ。そいつ」
「先に見つけたのは…私なんだよ?」
顔は笑っているが声は笑っていない。こういう人種は皆同じ空気を持っている
吐き気がする。


「おい、お前。親ならオレが探してやる。こっちへ来い」
「…でも…」
手をひく男の方をチラっと見る。



人を疑うことを知らないのか…他人の好意を無碍にできんのか…



「そいつはお前の親など見ていない。違う所へ連れていかれるぞ」

ぐん、と男に胸ぐらを掴まれる。足が地面から離れて宙に浮く。
「…ガキ…お前も一緒に行くか…?」




恐怖心などは感じない。こんなコトは何度もあった。でも…







キモチワルイ…










手を伸ばし、男の額部に押し付ける。腕の中にじわりと痺れがくる。
ぱちぱちと火花が目に写る。















「邪魔だ」












銀色の閃光が満ちた。













































「来い」
「あの人はどうするのだ?」
「ここいらの人間は眠くなったらその場でねるんだ。気にするな」
「ウヌ…」
「この町で一番安全な施設に連れていく。そこでなんとか親と連絡をとれ」


「ヌ、ありがとうなのだ。私の名は…」
「言うな。聞きたくない」
「しかし…母上に自己紹介はキチンとと…」
「黙って歩け」

「命令されてばかりだ。ウヌ。」

後をパタパタと足音を立ててついてくる。見失うコトはないだろう。
「オヌシは何故顔をみせてくれないのだ?」
頭に巻いているマントをじっと見て言ってきた。
「………鏡でもみてろ」
「?何だ?分からないのだ。」

ぎゅうっと手を掴んでくる。
「…なんだ」

「なにがだ?」
手を繋ぐという行為をさも当たり前の様に感じているのか。にこっと笑う。
自分と同じ顔で…こんな笑いかたされると気味が悪い…
「オヌシはいいヤツだな。私とトモダチにならぬか?」
「嫌だ」

即答して…腕を思いきり上下に振りだす。
「何故だ!ちょっと位考えてくれてもよいではないか!」
考える必用もなく…応えたのに…思いきり抗議されている…

理由など浮かばない。

だが理由が知りたいらしい……



「泣き虫はムカつくから大嫌いなんだ」

腕をふる動作がピタとやむ。
「……なら次会った時私が泣かぬ様になっていればトモダチになってくれるか!?」



「…………………」


知るもんか……



そのまま黙って歩く。
するといきなり正面に回って頭をマントごと掴まれる。
金色が目の前いっぱいに広がる。

「質問には応えるのだ!」


「ガッシュ!!」



「ヌ!?」

遠くの広場に建つ街の中心の建築物。
その正面に金髪の着飾った女性が一人……

あぁ……




あの人が……






「母上!!」


あいつは踵を返して女性の元に走っていく。
「あぁよかった!よく無事でいてくれました…
この街は危険だから出歩いてはいけないと申したではないですか…」
「スマヌのだ。でも良き者がたくさんおる街であったぞ!」
こちらを振り向く。
「あの者が私をここまで連れて来てくれたのだ!」

「まぁ…」

本当に嬉しそうな笑みをこちらにむけてくる。

「本当にありがとう。何てお礼をしたらよいか…」
一礼して…背を向けて去ろうとした。

「ウヌ!待つのだ!!」
ぱたぱたとうるさい音が近付いてくる。
「せめて名前だけでも教えてくれぬか?」

小さく…一言だけ残す……


「……ゼオン……」

聞いて…女性の顔色が変わる。

「お待ちなさい!お前は……」






















振り返らない


その場でマントを振り……







静かに消える……




























「母上?」
女性の服の裾を掴かむ。
「いいえ…なんでもないわ…」

そう言った女性の目にはうっすらと涙が浮かんでいた。

気付かず続くのは高い鼻歌。


「あの者は変わっておったがとても良い者であったぞ!」











世界は織らないコトで溢れている










「次に会う時は私は強くなっておらねばならぬのだ。」











そして真実は常の混沌とした闇の中…












「トモダチになるのだ」

























金色の名に喚ばれし御子と


銀色の名に還されし御子と






互いの絆は深いけれど





想いの壁はいと高し






同じ姿で誕まれ



違う型で生かん







交わらぬハズの運命が廻りだす





未だ視ぬ未来





それは絶望か

はたまた希望か































『繋片』

[END]














































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矢代夏綺様 に捧げます







素敵なリクありがとうございました。
遅くなって申し訳ないです。










舞台は魔界




再会



別格




交錯






記憶の欠片は散り

闇の中に溶けていく

















































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