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里。木の葉中央病院。内科病棟の1部屋。 親友はゆっくり目を開けた。続けて左手を出し、天上にかざしてグ−・パーとゆっくり動かした。 し「おー…すげ。ちゃんと生きてるや。流石だオレ様…」 カ「寝言は寝て言え」 し「なんだ。お前か。…那智は?」 カ「おまえなんぞの看病を二日もしてた。さっきやっと寝た。隣の部屋だ」 し「那智、なんか言ってた?」 カ「”私が殴ったから、私のせいだ”って泣いてた」 し「ん゛ー…」 たらりと汗。明後日の方を見る。 カ「あと”スケベ”だって」 すると悪口なのにパッと顔を明るして し「おうともさ!オレも男の子だモン。本能のままにっ」 カ「嘘をつくな!」 し「…はい?」 カ「コレ!」 親友の上にカルテを放り出す。し「カルテなんか読めないよー」 カカシがぐいと胸ぐらをつかむ。 し「んー…ん?」 カ「やっぱりお前の身体から毒物が検出された。なんでだ!何してた!」 …やれやれと両手を軽くあげ、降参ポーズをする。 し「那智に厭な蟲が付いててさ。那智を囮に一気にカタをつけたんだ」 カ「蟲?」 し「盗賊団の頭だろうな。那智に目ぇ付けてた。で、オレが心底気にくわんかったらしい。 だからいきなりこぅ、ガスっとな」 自分の後頭部に拳をあてる。 カ「くらったのか?」 し「……よそ見…してた」 カ「覗いてたな」 カ「らしくないな。おまえがソコまでボコられるなんて」 親友の肩の傷を指差す。親友、ん?と眉間にしわをよせて肩をみる。 し「あー、ちげーよ。こいつは別のだ」 カ「別?」 し「盗賊団側の連中が雇った抜け忍さ。 賊のは頭のを1発きり。あとは全部ヤツ達と戦りあった時にな。 んで多分もらったヤツに毒が混じってたんだろ。 たいした藥ないから…気合いでなんとかしてた」 悪酔いみたいにダレていた親友を思い出す。 気合い…いれていたのか…アレが…。 ヨッコラショと体を起こす。腕をぐるんと回し。体の傷跡を確認する。 し「あっちは強くはなかったんだがね、大勢できたからどうにもこうにも」 カ「どのくらい?」 額の絆創膏を外し、イテテと声を漏らす。 し「基本形体(4人が原則)を無視した連中でさ7人。」 カ「よく生きてたな」 し「おう。なら誉めてくれ」 カ「で、那智の風呂にダイブした」 し「事故だって。最後のヤツがなかなかクタバんなくてさ、トドメさしたらブッ飛ばされた。 火事場のバカ力ってヤツだ。あっちも死にもの狂いさ。死んだけどな」 カ「まぁそりゃあな…」 カ「んじゃ那智は悪くないんだな」 ふぅとため息をついて椅子に座る。 し「んーっ(伸びーっ)オレの独断で起こしたトラブルだ。那智のコトは伏せといてくれ。あいつ落ち込むとどこまでも沈むから」 カ「責任感じてんだろ」 し「たまにはお前も見習えよー?」 カ「入院期間延ばしたいか?」 し「冗談。」 けたけたと笑う。 カ「那智は良い子だな」 ぽつり。 し「あー、可愛いし賢いし強いし!んで魅力的。護ってやりたくなるなー」 にへらと笑い、なんか照れている。あぁ、なんかまたバカなこと考えてる。 カ「可愛いよ。女の子なんだから」 し「そかー?オレは那智が女だから助けるんじゃないぞ?」 カ「へぇー…」 声がとても低い。なんだよ。なんでこんな声で話す?なんでこんな態度をとる? なんで…何に怒っている… 親友、覗き込み。顔の前で手をふりふりと振る。 し「おぃー、なんか暗いって!ん?」 必死で反応を探る。カカシは黙っていた。 こいつは悪くない。何も悪くない…自分に言い聞かせる。 では何に怒りを感じている…? こいつは那智を護ったのだ。自分の体を張って。自身がズタボロになっても助けを求めない。 弱さを見せない強き心。 何に怒る? 唸っていた親友ぱっと顔を明るくし、カカシに詰め寄る。 し「オレが死にそうになった時って絶対カカシがそばにいるんだ。 だから安心して気ぃ失える」 カ「…??」 目を丸くする。 し「オレがピンチの時はカカシが助けてくれるんだ。いっつも…これからもな」 カ「……お前バカだろう?」 親友はにーっと笑い、カカシの胸に拳をポンとと当てる。 し「大丈夫!カカシがピンチの時はオレが護ってやるって!な!親友!」 カ「誰が親友だ。誰が」 強いアナタにボクはカナワナイ。 でも頼ってほしい。アナタの側にいれる理由が欲しいから… やっぱりこのふたり面白いなぁ。 機会が会ったらまだまだ書きたいふたりです。 [★高収入が可能!WEBデザインのプロになってみない?!
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